歯科会計ブログ

歯科会計の経営計画

2023.11.09ブログ

経営計画と言うと、収入、経費計画やその数値への達成度合(計画・実績)に注目しがちですが、経営計画の作成にあたっては、人員(人)、設備(もの)、資金(金)の計画に加えて診療方針をどのようにするかを検討することが重要です。

その上で、計画と実績の比較し、早期の対応を図り計画以上の実績を達成するように管理していくことです。

1.新年度をシュミュレーションする

新年度の経営の3要素(人、モノ、金)を想定して診療方針を決定して下さい。人員の増減、昇給、設備投資、借入、借入返済等について検討します。

さらに、自医院の状況だけでなく外部環境(診療報酬改定、地域の状況等)も考慮して、診療収入、経費、利益、納税の計画を作成します。数値面の作成については、橋本会計がお手伝いいたします。

2.経営計画作成後の対応

数値面の計画が完成したら、その状況(前年利益増加、利益減少)によりそれぞれの場合に対応した対策を検討します。

利益増加の場合には、節税対策を考慮して医療機器の設備投資や積極経費の支出の検討、利益減少の場合には、資金不足にならないかの確認と資金調達(借入)の準備等が必要です。

実績がでるまえに結果と対応をシュミュレーションすることにより、実績への対応が早期にできます。

3.新年度開始後の対応

実績が出てきたら、計画と実績比較により計画達成及び計画以上の実績となるように対応をしていきます。PDCAの経営サイクルの実施により計画達成度を高めることができます。